一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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オクラ

質問者:   小学生   みゆ
登録番号2295   登録日:2010-08-27
オクラの観察をしていて、葉の裏や茎に透明で丸い小さな物を発見しました。これは何か,教えてください。
(補足)「ムチン」は粘性の高い糖タンパク質を指す言葉として、100年以上にわたり使用され、現在も慣用的に使われている分野が多くあります。他方、同じ生物組織から得られる「ムチン」も化学物質としては多様な場合があり、また、粘性が顕著でない糖タンパク質も数多く見つかりつつあることから、化学物質の名称としては次第に用いられなくなりつつあります。(平成29年11月24日)

みゆ さん

質問コーナーへようこそ。歓迎いたします。お家でオクラを育てているのですね。実は私も鉢植えですが、シマオクラ(八丈島や沖縄で栽培されています)を育てています。毎日収穫し楽しんでいます。実はどんどん大きくなるんですよね。ところで、よく詳しく観察していますね。とてもいい発見です。このつぶつぶは「ムチン」と呼ばれているもので、オクラの実の中のねばねばと同じものです。ムチンという物質は、ねばねば物質とでもいうか、なっとうやモロヘイヤなどのねばねばの成分とおなじです。どうしてそんなものが、葉や茎の表面にでてくるのかはわかりません。でも、毒でもありませんし、病気でもありません。これからも、いろいろ観察を続けて下さい。
JSPPサイエンスアドバイザー
勝見 允行
回答日:2010-08-30
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