一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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桜の色素について。

質問者:   大学生   あや
登録番号1044   登録日:2006-09-11
大学で桜の染色を研究しております。
枝を煮る際、酸性だと黄色に染まります。アルカリ性だとピンクに近い色に染まりました。
研究の目的は、ピンク色に染めることなのですが、なぜアルカリ性の染色液だとピンク色に近づいたのか分かりません。
これは、桜の色素が変化しているのでしょうか。アントシアニンが原因でしょうか。
桜の枝の成分について、いろいろ教えていただきたいです。
あや さん:

日本植物生理学会 みんなの広場 質問コーナーのご利用ありがとうございます。「大学で桜の染色を研究しております。」ということですが、ご質問は「研究の結果を知りたい」ということになってしまいませんか。草木染めの中でサクラを使用するとき特に「桜染め」と言って、樹皮を使うか材を使うか、媒染剤やpHの違いでいろいろの色を出していますね。桜染めの場合はフラバノン系フラボノイドが主な色素と言われていますが、どうしてそうなるのかを調べるのが大学での研究ではないでしょうか。花の咲く前の枝を使用するときれいなピンクに染まると言われていますが、どうしてか?それこそ研究の対象ですね。是非ご自分で、研究をして調べてください。
JSPPサイエンスアドバイザー
今関 英雅
回答日:2006-09-12
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