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木から咲く花と地面から直接生える花の違い

質問者:   一般   良い歳して何も分からなくて恥ずかしい
登録番号4559   登録日:2019-10-18
どうしても気になり質問させていただきました。

私には木から咲く花と地面から直接生える花が
同じ花という括りになるのが不思議に感じています

木も太い大木もあれば細くて背丈の小さな木もあります

しかし、木に成長しなくても
タンポポのように直接地面から生えている花もあります

何故花は 木のような硬い大きな体を持つものもあれば
そのようなものを必要としない花もあるのでしょうか?

私が勝手に両者を同じ花というカテゴリーに入れてるだけで
実際は木から咲く花と地面から生えて花は違うものなのでしょうか?

両者の違いを教えてください。
良い歳して何も分からなくて恥ずかしい さん

みんなの広場 質問コーナーのご利用ありがとうございます。
植物学では、種子植物の生殖をおこなう複合器官を「花」と呼んでいます。種子植物は種子を作る植物群です。一方、植物は構造上の違いから草本(草)と木本(木)に分けられているので種子植物には草本もあれば木本もあることになります。つまり草も木も「花」を咲かせます。草の花も木の花も同じ働きを持つ生殖器官ですから区別しません。花には卵子を作る雌しべ、精子を作る雄しべがあります(註)。多くの花は1つの花に雌しべと雄しべの両方をもっていますが、種によっては雄しべが退化して雌しべだけが有効な花(雌花)と雌しべが退化して雄しべだけが有効な花(雄花)と分かれたものもあります。
また、花の構造の違いで被子植物(目立つ綺麗な花が咲き、ほとんどは虫媒花か鳥媒花)とマツ、スギ、ヒノキのような裸子植物(花は目立たないで、ほとんどは風媒花)があります。
草本は木本から進化して出来てきたもので、詳しくは登録番号2892, 2937をご覧下さい。

(註)これらは厳密には正確な表現ではありません。卵子は胚嚢(雌性配偶体、雌しべの中にある)、精子(精核)は花粉(雄性配偶体、雄しべの葯の中にある)で作られます。その理解には雌しべ、雄しべの構造を説明する必要がありますのでここでは簡略化しました。


今関 英雅(JSPPサイエンスアドバイザー)
回答日:2019-10-28
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