一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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クローバーのたねのはつが

質問者:   小学生   ゆり
登録番号5426   登録日:2022-08-12
ホワイトクローバーをそだてるために、まずたねをシャーレに出して、水を入れて、はつがさせました。20つぶほどシャーレにおいたときは1つもはつがしませんでした。150つぶくらいまとめてシャーレにおいたときはほとんどが、はつがしました。たねはすべておなじふくろからとりました。水のりょうも脱脂綿がひたるほどをたもつようにしていました。なにか、かんがえられるげんいんがあるのでしょうか。
ゆり様

このコーナーへのご質問、ありがとうございました。

ホワイトクローバーは、マメ科の植物で、植えた土のえいようをふやしてくれますし、四つ葉もみつけることもできますし、楽しみですね。昔は、かんそうさせたクローバーを、今のビニールの「プチプチ」のかわりにつめものに使い、ガラスとかコップがこわれないように使っていたそうです。

 さて、ご質問で、20つぶの時ははつがしなくて、150つぶのときはぜんぶはつがしてとのことですが、このちがいのげんいんは、よくわかりません。ふつう、たねが古くなると、はつがする力が弱くなります。同じふくろからのたねのようですが、古いたねがまじっていたかもしれませんね。これが、一番考えられそうなことです。脱脂綿がひたるほどの水のりょうとのことですが、ホワイトクローバーのたねは小さいので、20つぶのときは、水が少し多めだったことはありませんでしたか?たねの大きさの3-5倍くらい多い水にひたされると、はつがの力はよわくなります。あと、シャーレは暗いところにおいたのでしょうか?あまり明るくないところがいいと思います。
はっきりした答えができなくてすみません。これからも、色々なちがいをつくって、ためしてみて下さい。
山谷 知行(JSPPサイエンスアドバイザー)
回答日:2022-08-14
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