ご挨拶

日本植物生理学会第55回年会は、前回の岡山大会の後をうけて富山で開催することとなりました。富山での開催は史上初めてのことです。年会は学会と学会員にとって最重要のイベントであり、この地で開催できますことを光栄に思う次第です。会期は3月18日(火)から20日(木)までの3日間とし、会場は富山大学五福キャンパスを予定しています。年会準備委員会では、多数の皆様をお迎えできるよう張り切って準備をすすめております。どうかよろしくお願いいたします。

わが国の植物生理学の研究は目覚ましい成果をあげています。しかし、人類が直面する深刻な課題である食糧・環境・エネルギー問題の解決に向けて、より一層の研究の進展が強く求められています。研究者にとって、最新の研究成果を共有し様々なアイデアを交流できる場の重要性が、ますます増大しているといわなければなりません。ここ数年の年会では、演題数が1000を超え、参加者も2000名前後に達しています。富山年会においても、多くの会員の皆様が一堂に会し、活発で意義深い議論を尽くして下さいますようお願い申し上げます。

年会会場となる富山大学五福キャンパスは、JR富山駅の西約2キロに位置し、駅からの交通も至便です。本年会では、例年のように、口頭およびポスターによる一般発表とシンポジウムとが行なわれます。会場設備の制約もありますが、それぞれバランスよく充実を図る予定です。高校生のポスター発表も引き続き実施し、次世代の若者たちが植物科学の面白さと重要さに触れる機会を提供したいと思います。

富山の地には、北アルプス・立山連峰の頂から深海を抱く富山湾にかけて、実に多様で多彩な大自然が展開しています。風光明媚の地に恵まれ、温泉もたくさんあります。年会に合わせて、富山の豊かな自然を満喫していただければ幸甚です。

どうぞ、たくさんの会員の皆様がお出かけ下さいますよう。準備委員一同、心よりお待ち申しております。


第55回日本植物生理学会年会
年会委員長 山田 恭司

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