第56回日本植物生理学会年会が予定通り無事に終了しました。初日夕刻のミキサー時に雨が降った以外は暖かい好天に恵まれ、懇親会時屋外での開催校伝統の「大根踊り」演舞も楽しむ事ができました。本年会には1800名を超える参加者があり、口頭、ポスター、シンポジウム合計で1000題あまりの発表がありました。本年会では発表は1人1題とし、またシンポジウムを15と厳選しましたので演題数が昨年度よりやや減少しました。ASPBとの連携年会でしたのでシンポジウムでの発表は英語を原則としました。今回の試みについての評価は今後なされるでしょうが、発表を英語で行うことは今後一般化することが予想されます。PCPのランチョンセミナーも例年通り開催し、多数の参加がありました。日本植物生理学会会員の研究成果が、年会での発表に続いてPCP等による英文論文発表で世界中の研究者に広く知られることが期待されます。高校生研究発表会はポスター69題、参加者は高校生と引率者合計200名を超える盛況でした。文部科学省が高等学校での科学研究への支援に力を入れている事もあり、今後益々の増加が見込まれ、学会としても年会での高校生研究発表に一層真摯に取組む必要があります。今年会は東京での開催でしたので自治体からの援助がなく、協賛広告の獲得を例年以上に頑張りました。ご協力いただきました企業各社には深く感謝いたします。また、開催校である東京農業大学には会場使用につき特段のご配慮をいただき心よりお礼申し上げます。最後になりましたが、本年会の運営にあたっていただいた東京農業大学および東京大学の会員の皆様、学会事務局の皆様、および当日の運営スタッフの皆様にお礼申し上げるとともに、皆様のご研究の益々の進展を祈念して、年会終了のご挨拶といたします。


第56回日本植物生理学会年会
年会委員長 佐々木卓治

締切案内

広告・出展等の募集について

Advertisement

植物・遺伝子・バイオ特許 パーチェ特許知財事務所nature plants創刊―創刊号無料公開中―

luncheon seminar

PCP特別企画ランチョンセミナー