一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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日陰でナスを育てたんですが…

質問者:   教員   困ったさん
登録番号0996   登録日:2006-08-21
夏休みの研究で、ナスの観察をしている子から質問を受けました。調べてもよく分からないので教えてください。
日陰でナスを育て、観察していたようなのですが、今日の朝、見に行ったら花が下に落ちてしまっていて、さらに花の根元の茎も落ちていたそうです。
もう実はならないのでしょうか?
他の部分、例えば葉や全体としては元気に育っており、病気のようでもないそうです。
そのまままた花がつけばよいと思うのですが、研究が続けられるかどうか心配なので教えてください。
困ったさん さま

 みんなの広場へのご質問ありがとうございました。担当の柴岡です。ナスの花が落ちるのにはいろいろな原因があります。花が落ちるのは夏に多いのですが、その原因の主なものは、乾燥と害虫です。虫がいないかどうか、水やりは十分かどうかをまず調べて下さい。また植物自体の状態が悪くなると、花柱(雌しべの先端の柱頭と将来実になる子房をつなぐ部分)が短い花があらわれるようになり、このような花では受粉をしても着果せず(実を結ばず)花は落ちてしまいます。日陰で育てているということで、植物の状態が良くない可能性も考えられます。出来れば明るい場所で、水を十分やって育てて下さい。
JSPPサイエンスアドバイザー
柴岡 弘郎
回答日:2006-08-23
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