連続公開シンポジウム 「SDGs達成に向けた農芸化学の挑戦」 第4回
植物科学からサステイナブルな農業生産・ものづくりへ
開催日時
2022年11月29日 13:00-16:35
開催場所
オンライン(zoom webinar)
内容
自ら動くことのできない植物は、⼤気中の⼆酸化炭素から多種多様な有機物を⽣成する能⼒により、地球環境の保全、農作物としての⾷糧維持になど貢献してきた。⼀⽅、多量施肥農業による⼟壌の劣化、乱獲による絶滅危惧種の出現などさまざまな問題が⽣じ、環境の負荷の少ないサステイナブルな農業⽣産、ものづくりが求められている。そのためには植物⽣理・植物代謝の理解にとどまらず、オミクス解析、情報科学などを取り⼊れ、分⼦からフィールドまでの植物、⼟壌環境、微⽣物の相互作⽤の統合的な解析、さらには、有用物質の持続的な生産に向けゲノム編集技術などを活用した合成生物学的思考も必要である。本シンポジウムは、農芸化学分科会と植物科学分科会が連携して、基盤研究から産業応⽤までを⾒据えた最新研究に関わる研究者の講演、パネルディスカッションなどを通して、SDGs達成に向けた社会問題解決のための道筋について議論する。
主催者
日本学術会議 食料科学委員会・農学委員会合同農芸化学分科会、基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同植物科学分科会
URL
https://www.scj.go.jp/index.html
問い合わせ先
大阪大学大学院工学研究科生物工学専攻 細胞工学領域