PCP論文掲載料の改定について

Plant & Cell Physiology (PCP)は1959年に創刊されました。当初は会員のみが投稿できる学会誌でしたが、現在はOxford University Press (OUP)との出版契約に基づき誰もが投稿できる植物科学関連トップジャーナルの1つに成長しています。今回、この論文掲載料を見直すことになりましたので、お知らせします。

PCPでは論文が受理されると、著者が出版ライセンスを承認する際に、誰もが閲覧できるオープンアクセス(OA)か、従来までのPCP購読契約に基づく通常出版(非OA)かを選択することになり、それぞれで論文掲載料が異なっています。今回、それぞれの出版で以下の改定を行うことになりました。本年11月1日以降（日本時間0時から）に投稿された論文が対象になります。

OA出版（誰もが閲覧できる出版）

1. 現行と同じ定額の著者掲載料 (Article Processing Charge, APC)を支払う（2023年のAPCは2,995米ドル）*。
2. 会員はAPCが20%割引になる。

*責任著者の所属機関がOUPとのRead & Publish契約を結んでいる場合はAPCが生じないことがある。

非OA出版（購読契約で閲覧できる出版）

1. これまでの論文掲載料は、基本掲載料（日本植物生理学会会員150英ポンド、非会員300英ポンド）に加えて8ページ以上の超過ページへのページチャージ（会員100英ポンド/ページ、非会員200英ポンド/ページ）の徴収であったのを改定し、会員はページチャージを全て無料、非会員は一律のページチャージ（50米ドル/ページ）とする。
2. 特集号に収録される招待論文のページチャージを全て無料にする。

また、すべての料金はこれまでの英ポンドではなく米ドルでの設定になります（当日の市場為替レートで換算された通貨でオンラインで支払うことも可能です）。

表１. 今回改定されるPCP論文掲載料の比較

＊掲載料の支払いは、銀行振り込み（送金）あるいはクレジットカード決済になります。