Plant & Cell Physiology
2025 vol66 (1)
新機能の獲得により生じたcellulose synthase-like M(CslM)タンパク質のサブクラスは、最近、トリテルペノイドサポニンのアグリコンコアをグリコシル化することが示された。本号でHassanらは、2つの主要なクラスのCslMタンパク質と近縁のCslGタンパク質を区別する簡便な方法を示し、さらにすべてのCslMタンパク質が細胞壁多糖生合成、特にII型アラビノガラクタン形成にも関与している可能性が高いことを示した。これらの発見は、CslMの多様な機能がどのようにして達成されるのかについて新たな洞察を与え、今後の研究のターゲットを明確にした。
表紙の画像は、種子構造内のペクチン多糖類の空間的分布を示す。具体的には、非エステル化ホモガラクツロナン(LM19)とラムノガラクツロナン(M22)に対する抗体で二重標識し、さらに細胞壁を明瞭化のためにCalcofluor Whiteでカウンター染色したシロイヌナズナの種子を示す。
写真提供者: Lisa O'Donovan博士(アデレード大学)
PCPギャラリー