Engらは、 8月号のpp1350-1363で(ARK1)とNIMA関連キナーゼ6(NEK6)相互作用についての報告をした。 NEK6がARK1のC末端のアルマジロリピートドメインと相互作用できるが、このドメインを除いたARK1は本来のARK1と同じく微小管崩壊を促進する能力を持つ。 著者らは、ARK1およびNEK6が微小管動態に独立して関与していると結論した。またARKのアルマジロリピートドメインが過剰発現するとNEK6遺伝子発現が抑圧されるため、転写調節レベルでの関係も示唆された。
表紙は、ARK1、ARK2およびARK3の発現を欠くシロイヌナズナ変異体の根表皮でのNEK6-GFPの蛍光イメージング。 ARK1が欠失しているにも関わらず、NEK6は微小管に留まる。 分岐した根毛は、ARK1活性の喪失による微小管崩壊の減少の結果である。
Laryssa Halat(ブリティッシュ・コロンビア大学植物学科)提供。
PCPギャラリー
Laryssa Halat(ブリティッシュ・コロンビア大学植物学科)提供。