顕微鏡を用いた研究は原核生物や真核生物の生物学と遺伝学についての我々の理解に革命をもたらし、一世紀以上もの間、生物個体、組織および細胞の内部の仕組みへのスナップ写真を提供してきた。 顕微鏡に関わるツールや方法および技術の今日的な進歩は、生体システムの細胞動態をより詳細で正確に定量的・時空間的に洞察することを可能とした。 東山哲也氏、Alexis Maizel氏、Rüdiger Simon氏が企画し紹介するこの特集号(1217〜1220ページ参照)は、一連の有益な総説と原著研究論文を通じて植物機能イメージングの最新の進展に焦点を当てている。これらの論文は、植物研究コミュニティにとって有用なリソースとなるだろう。
表紙の画像は、液胞の分配が損なわれたシロイヌナズナ変異体の胚嚢における光変換した液胞(マゼンタ)の2光子ライブイメージングを示す( 緑色は非光変換を示す)。 詳細については、Matsumoto et al.(1280 – 1289ページ)を参照のこと。 画像提供:松本光梨氏(東北大学)。
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