Akira Akamatsu
植物ホルモンの一つであるアブシジン酸(ABA)は、ストレス応答や植物の発生を制御する様々なシグナル伝達経路において機能しています。これまでに多くのABAシグナル伝達経路に関する研究がイネやシロイヌナズナを用いて行われてきた一方で、他の植物種における知見はほとんどありませでした。Wangら(1760-1769ページ)は、ABAシグナル伝達経路の重要な構成要素として知られている<i>Protein Phosphatase 2C (PP2C) </i>のトマトにおける機能を解析し、<i>SlPP2C5</i>がABAシグナル伝達を負に制御することで、特に果実の発達と成熟開始に影響を及ぼしていることを明らかにしました。