植物にとって重要な過程である鉄(Fe)の感知は精密に制御されており、そのメカニズムは精力的に研究されている。Nguyenら(829-841ページ)は、維管束の内部や周囲の鉄レベルが変動すると,葉で特異的に鉄欠乏応答のタイミングや強度が変化することを明らかにした。これらの結果は、個別の葉が鉄レベルを感知するための自律的なメカニズムをもつことを示唆している。
表紙イメージは、長距離輸送に向けて養分やシグナル伝達因子の篩部への積み込みを行う伴細胞に特異的なプロモーター(SUC2p)の制御下で蛍光タンパク質(GFP)を発現しているシロイヌナズナの葉を示す(画像提供 アメリカ合衆国ミズーリ大学 Samuel McInturf氏)。
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