植物ホルモンであるジャスモン酸は、植物の生長、発達、生殖、防御応答において様々な機能を有している。ジャスモン酸の活性型であるジャスモノイルイソロイシンはCOI1受容体によって認識される。稲垣ら(405-421ページ)は、イネの3つのCOI1ホモログのうち、OsCOI2が稔性、老化、防御応答を制御する主要な受容体であることを明らかにした。
表紙カバーは、oscoi2変異株の葯の走査型電子顕微鏡画像である。oscoi2変異株では、葯の開裂と花粉の放出が行われないため、雄性不稔形質を示す[画像提供 宮本皓司氏(帝京大学)]。
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