寄生植物は4,500種を超える多様な植物群であり、宿主との密接な相互関係を築くことで生存に必要な栄養を獲得している。その栄養獲得様式には、驚くべき革新性、多様性、可塑性がみられ、時として農業に深刻な被害をもたらす。吉田聡子、岡澤敦司、Thomas Spallek、米山香織が編集した本特集号では、寄生植物の進化や寄生植物―宿主間相互作用の理解をさらに深めることを目的として、分子生物学、細胞生物学、進化ゲノミクス研究における最近の進展を扱った総説および原著論文を包括的に収録している。特に、環境や農業への影響を軽減する持続可能な戦略の開発に焦点を当てている。
表紙は、自然環境に生育する様々な寄生植物。豊かな表現型とゲノムの多様性を示している。(本号掲載のKimらの記事参照)。左上から時計回りに:Orobanche picridis(写真提供:Lytton Musselman)、Lamourouxia multifida(写真提供:Mihai Costea)、雌のHelosis cayennensis(写真提供:Guillermo Amico)、Manihotの宿主上に寄生するCuscuta kilimanjari(写真提供:Lytton Musselman)、Hyobanche glabrata(写真提供:Gerhard Glatzel)、中央の画像:Langsdorffia hypogaea(写真提供:Jose Luiz Vieira)。
PCPギャラリー