樹木がいかに冬をのりきるかというテーマは、長い間、研究者を魅了してきた。Karlson らは、著しく耐凍性を示すアカクキミズキの dehydrin 様タンパク質の環境応答について報告している。このアカクキミズキを短日条件下におくと、茎における水分含量が減少すると共に、24kDa のdehydrin様タンパク質の蓄積が誘導され、耐凍性が増加する。この光周期による反応によって、冬に移りかわる間に、最初に氷結に曝された時、環境に適応するのが容易になる。写真は氷で覆われたアカクキミズキ。
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