目的と活動

 日本植物生理学会 (Japanese Society of Plant Physiologists) は、植物生理学の分野における学術交流を促し、この分野の発展に寄与することを目的として1959年に設立されました。以来、植物と微生物を対象とした生化学、分子生物学、細胞生物学、遺伝学などの関連分野の研究者も参加する “植物の機能に関する科学” の総合学会として発展してきました。2014年には設立後55年が経過し、会員数も2,000名を優に超える規模の大きな学会となり、社会からの期待に応える学術団体として法人化され、一般社団法人日本植物生理学会として活動を続けています。

 本会は設立当初から国際性を重視し、欧文学術誌 “Plant and Cell Physiology (PCP)” を刊行しています。PCPは、植物科学分野の原著論文誌として世界的にも上位にランクされる学術誌となり、海外からの投稿が半数以上を占めるようになりました。一方、年間行事として “年会” を春に開催しています。この会議には1,500名を超える参加者があり、そこでは、植物科学の広範囲をカバーする一般講演やシンポジウムなどを通じて、会員相互間の交流が深められています。年会では、高校生の研究発表会も並行して行われています。さらに、年会以外の場での学術交流を目的に国際会議やシンポジウムを共催し、学会賞を設けて優れた研究者やPCPに発表された論文を毎年顕彰するなど、幅広い活動によってわが国における植物科学の振興に努めています。

 日本植物生理学会では、ホームページを通して会員相互間の日常的な交流が図られています。さらに、会員外の一般の方々への情報提供の場として 「みんなのひろば」 を設け、会員の研究紹介や植物への質問を受け付けています。最近では、これらの植物に関する質問をまとめた本も出版され好評です。これらの活動に限らず、植物科学のすそ野を広げるためのイベント、中高生への授業、男女共同参画事業なども組織的に支援しています。

 本会には、通常会員、永年会員、名誉会員、賛助会員として入会いただけます。学生は会費半額で通常会員になれます。会員はPCPのオンラインアクセスが無料となります(永年会員を除く)。PCPの冊子体も希望により受け取ることができます(永年会員を除く)。会員には、学会の情報や植物科学関連の学術情報が、学会通信 (国内会員用)、「Newsletter」、電子メール配信等によって届けられます。

学会活動