一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

年会のご案内

本会は、全国を巡回して毎年春に、“年会” を開催します。年会は、開催地に設置される年会委員会によって企画・運営され、一般講演やシンポジウムなどの研究交流会、参加者が集う懇親会、運営のための評議員会などが開かれます。
会員は年会に参加し研究発表を行うことができます。参加・発表登録の締め切りは例年11月下旬から12月上旬です。研究発表の英文要旨 (PDF) は会員専用ページに掲載されます。

第66回日本植物生理学会年会(2025年金沢)
開催期間:開催期間:2025年3月14日(日)〜3月16日(火)(ハイブリッド開催)
会場  :金沢大学 角間キャンパス

第66回 日本植物生理学会年会ウェブサイト

 

ご挨拶

第66回植物生理学会年会は、2025年3月14日から16日までの3日間、金沢大学の角間キャンパスで行います。2024年の年始に能登半島地震があり、石川県の一部では大きな被害を受けましたが、会場となる金沢大学角間キャンパスでは幸いにも研究や教育に支障がでるような大きな影響はなく、予定通り年会を実施することができる見込みです。過去の年会を調べると金沢では1993年に第33回年会が実施されており、それから33年ぶりの金沢年会の開催ということになります。このような時期に金沢大学に居合わせる機会を得ましたので、多くの方に参加していただき、研究発表や議論に集中できるよう「居心地の良い」学会を目指して準備したいと考えています。金沢大学には植物生理学会の会員は少数ですが、北陸地区の石川県立大学、新潟大学、福井県立大学、富山大学、長岡技術科学大学からご協力をいただきながら年会開催に向けて協力して準備を進めていまいります。

コロナ禍からの収束に向かった2023年の仙台年会、2024年の神戸年会と、オンラインのみの開催から、対面での発表、質疑応答を同時に行うハイブリッド方式が採用されるようになりました。金沢年会においても、口頭発表では活発な議論ができるよう対面での発表を基本としつつ、海外など遠方からでもオンラインで参加、発表のできるハイブリッド方式で開催する予定です。また、金沢年会では、英語を発表言語とすることを推奨し、年会の国際化に貢献できるようなプログラムで実施する予定です。

今回の金沢年会は、前回の金沢年会後に、角間キャンパスに作られた自然科学本館を利用して行います。自然科学本館には開放感のある吹き抜けのプロムナードがあり、この特徴を活かして、参加者全員が一つの空間で一体感を共有しながら、研究発表、ディスカッションすることができる場を提供したいと考えています。会場となる角間キャンパスへは、多くの宿泊施設がある金沢駅や香林坊からバスで移動していただくことになりますが、できる限りストレスなくスムーズに移動できるように計画するつもりです。

金沢にはおいしいお酒や海の幸、日本庭園や歴史を感じることの出来る古い町並みなど、金沢ならではの魅力が満載です。金沢の街の魅力を感じつつ、様々に交流することの出来る機会としていただければ幸いです。植物科学を志す学生さんや若手研究者の方々の思い出に残り、もう一度行ってみたいと思われるような年会したいと考えています。

多くの方のご参加くださることを、年会委員会一同で心から楽しみにしています。

 
第66回日本植物生理学会年会
年会委員長 伊藤 正樹