第60回日本植物生理学会年会を名古屋にて開催します.会期は2019年3月13日(水)から15日(金)までの3日間,そして16日(土)の台湾植物学会との合同国際会議(Japan-Taiwan Plant Biology 2019)へと連続しています.会場は,財政的負担が少なく,交通の便(名古屋駅から地下鉄利用で25分)もよい名古屋大学(東山キャンパス)としました.名古屋地区の会員で運営委員会を組織し,国内および台湾を含めた海外から参加していただく皆様に満足いただけますよう,JSPP本部運営委員会とも連携して準備を進めています.
この年会では,大学院生・若い研究者,多様な研究領域からの参加者を増やし,植物科学,生命科学の新しい動きを知る年会にできればと考えています.大学院生の就職活動に関連して企業・研究機関等を知っていただく企画も考えています.そして,60周年記念年会として,Japan-Taiwan Plant Biology 2019に取り組むこととしました.一方で,期間と会場の制約もあり,長く続いています高校生発表を中断させていただきます.
日本の研究者から発信されます植物科学の成果は,国際的にも高い評価を受け,多様な領域で世界をリードしています.JSPPのフラットな雰囲気とともに,意見交換,共同研究,研究協力,情報共有のしやすさも,発展し続ける日本の植物科学を支えていると感じています.年会は,限られた時間ですが,研究展開のきっかけ,実験上の困難を解決するヒントを得,新しい合理的な実験・解析手法を学び,論文作成前に研究者の意見を聞くなど,様々な役割と効果があります.皆様のご協力を得て,有意義な年会となりますよう努めます.年会開催までに少し時間があります.ご意見もお寄せ頂けましたら幸いです.
名古屋年会の委員一同,多くの会員の皆様のご参加を心からお待ちしています.
第60回日本植物生理学会年会
年会委員長 前島正義