解説・エッセイ集 「緑の館 “光合成の世界” へ」 (著者:杉山達夫) の中で、少年とナズナ博士は、植物の光合成の世界を冒険するために、シロイヌナズナの根や葉の組織・細胞・細胞小器官に入り込みます。下記の動画は、そのミクロの世界へ入り込んでゆく状況をイメージしました。
動画は次のように画像を拡大しながら写真が切り替わります。
葉にズームアップ では、シロイヌナズナの全体像から葉にズームし、凍結割断したシロイヌナズナ葉の走査電子顕微鏡像、そして、葉緑体の透過電子顕微鏡像へ拡大します。ラグビーボールのような構造体は葉緑体です。その中の白い構造物はデンプン顆粒、黒い線状の構造体はチラコイド膜です。
根にズームアップ では、シロイヌナズナの全体像から根にズームし、根の厚切り切片像から、根端の透過電子顕微鏡像へ拡大します。細胞の中に観える白い丸い構造体は液胞、黒いドットの集合体はデンプン顆粒を含むアミロプラストです。
提供: 理化学研究所 植物科学研究センター 基盤研究
豊岡 公徳
豊岡 公徳