日本植物生理学会 高校生生物研究発表会について
第66回 日本植物生理学会年会 高校生生物研究発表会のご案内
2025年3月に、第66回 日本植物生理学会年会において、高校生生物研究発表会を開催いたします。参加を希望される方は下記のページを参照ください。
第66回 日本植物生理学会年会 高校生生物研究発表会について
研究発表にあたっては、研究ポスター発表の心得(ポスターの作成や要旨の書き方について)を参考にして準備してください。
第66回 日本植物生理学会年会 高校生生物研究発表会の様子と受賞された研究発表
金沢大学角間キャンパス 自然科学本館アカデミックホールにて、57演題の研究成果が発表されました。
理科教育のレベルアップに貢献し、高校生の生物学への関心を高めるとともに、将来一人でも多くの植物科学研究者が誕生することを願って、企画が行われました。当日は本学会員も多く訪れ、熱い議論が交わされました。表彰式では、科学に関して「純粋な疑問」を探究する研究のあり方、大切さ、面白さについて日本植物生理学会の経塚会長からお話を頂きました。表彰式後の交流会イベントでは最優秀賞に選ばれた研究の紹介と、2つの高校による研究活動紹介が行われました。
研究発表要旨
研究発表会の様子
受賞された研究発表
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最優秀賞 「風を徹底的に利用したタカサゴユリの種子散布の流体力学的解析」
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
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最優秀賞 「加勢川の水中に生育するチドメグサ属 ~陸上から水中への適応~」
熊本県立熊本高等学校
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優秀賞 「イネ胚乳の生長についての研究〜サリークイーンの特性について〜」
ノートルダム清心学園清心女子高等学校
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優秀賞 「寄生植物ネナシカズラは宿主の蒸散力さえも利用する!?」
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
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優秀賞 「ボルボックス体細胞の単離現象」
埼玉県立越谷北高等学校
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優秀賞 「ゼニゴケにおけるカドミウム耐性とトリオースリン酸イソメラーゼの関連性の検証」
広尾学園高等学校
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ひゃくまん穀賞 「これってもしかして、フィトクロム入れ替わってる!? ~自作装置を用いたR-FR光可逆性の検出への挑戦~」
白梅学園高等学校
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ひゃくまん穀賞 「泳げ、走れ、ちょっと潜れ! ~ハマダイコンのトライアスロン種子散布戦略~」
白梅学園高等学校
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ひゃくまん穀賞 「対峙培養法におけるヒラタケとカビの成長範囲変化」
石川県立七尾高等学校
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ひゃくまん穀賞 「鳥取市内におけるネザサの一斉開花 ~ネザサは減少していくのか~」
鳥取県立鳥取西高等学校
過去の高校生生物研究発表会
日本植物生理学会では毎年3月に行われる年会で、高校生生物研究発表会を開催しています。
- 2024年度年会 神戸(第65回年会)
- 2023年度年会 仙台(第64回年会)
- 2022年度年会 つくば(第63回年会)
- 2021年度年会 松江(第62回年会)
- 2020年度年会 大阪(第61回年会)
- 2018年度年会 北海道(第59回年会)
- 2017年度年会 鹿児島(第58回年会)
- 2016年度年会 盛岡(第57回年会)
- 2015年度年会 東京(第56回年会)
- 2014年度年会 富山(第55回年会)
- 2013年度年会 岡山(第54回年会)
- 2012年度年会 京都(第53回年会)
- 2011年度年会 仙台(第52回年会)
- 2010年度年会 熊本(第51回年会)
- 2009年度年会 名古屋(第50回年会)
- 2008年度年会 札幌(第49回年会)
- 2007年度年会 松山(第48回年会)
- 2006年度年会 つくば(第47回年会)
- 2005年度年会 新潟(第46回年会)
高校生向けの案内
高校生科学教育大賞
本大賞は、高校生に「植物バイオテクノロジー」や「持続可能な農業」についてより深く学び考えるきっかけにしてもらうことを目的としており、それらの理解が促進されるような科学活動(視察見学、事例研究、イベント開催、実験など)に対し、最優秀校・優秀校に100万円を上限としてその活動費用の一部または全額を支援するものです。
「植物バイオテクノロジー」や「持続可能な農業」に関連する活動計画やアイデアをお持ちの学校関係者の方、生徒の皆様は以下のウェブサイトにて募集概要・応募方法などの詳細をご覧ください。
バイテク情報普及会 第9回(2025年)高校生科学教育大賞 特集ページ
応募締切:2025年5月30日
生物学オリンピックについて
日本生物学オリンピックは、高校生など青少年の皆さんを主な対象として生物学の面白さや楽しさを体験してもらうことを目的とする全国規模のコンテストです。また、国際生物学オリンピック日本代表選考を兼ねています。興味のある方は日本生物学オリンピックのウェブサイトをご参照ください。