みんなのひろば
日本植物生理学会年会 高校生生物研究発表会 2015年 東京年会
今年度は北海道から熊本県まで24都道府県,39高校が集い,合計69演題もの研究成果が発表されました。最優秀賞に選ばれた方々のコメントを紹介させて頂きます。
研究発表要旨
研究発表会の様子
受賞された研究発表

最優秀賞
「エチレンはどのようにカイワレダイコンの子葉をカールさせるのか
~細胞レベルのメカニズムを探る~」
茨城県立並木中等教育学校
受賞コメント:カイワレ大根を1000個体以上も観察して大変だったが、子葉が曲がる新しいメカニズムを発見でき楽しかった。

最優秀賞
「光の波長が就眠運動に及ぼす影響」
ノートルダム清心学園 清心女子高等学校
受賞コメント:実験結果が得られない時は苦労したが、実験の工程は全部楽しく、 今後はアクアポリン遺伝子を同定したい。

最優秀賞
「気孔開閉運動から見る植物の環境適応」
東京大学教育学部附属中等教育学校
受賞コメント:気孔開度の解析が膨大であり苦労したが、得られた結果が仮説と一致した時は楽しかった。今後もこの研究を発展させていきたい。

最優秀賞
「すごいぞ!オブツーサ!!~透明な細胞を持つ窓植物の戦略~」
「マメ科植物と共生する根粒菌、その実態を追う」
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
受賞コメント:一つ一つの実験は工夫が必要で、時間もかかり大変でしたが、電子顕微鏡で観察できたときはハッピーでした。
最優秀賞
「御所柿のおいしさの謎にせまる!」
奈良県立青翔高等学校
受賞コメント:仮説を立てて実験してもその通りに行かないことがたくさんあった。でも、文献を調べたり班でディスカッションし続けたりすると新しい考察や疑問が出てきて、次の実験をやるのがとても待ち遠しくなった。もっともっと先に進みたい。