みんなのひろば
日本植物生理学会年会 高校生生物研究発表会 2018年 札幌年会
今年度は12都道府県、17高校が集い、合計33演題の研究成果が発表されました。最優秀賞および優秀賞に選ばれた方々のコメントを紹介させて頂きます。
研究発表要旨
研究発表会の様子
受賞された研究発表

最優秀賞
「ユリの花粉管誘導Ⅱ ~誘導を無視して伸びる花粉管の謎~」
名古屋市立向陽高等学校
受賞コメント:一年間、ユリに向き合ってきた結果が認められて本当に嬉しいです。高校や大学の先生方のおかげで、楽しく興味をもって研究を行うことができました。ありがとうございました。

最優秀賞
「オジギソウが 「慣れる」 とは」
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
受賞コメント:植物生理やオジギソウに詳しい方、他の発表者から指摘やアドバイスを頂くことができました。自分一人の視点からは見えない改善点、着想へのヒントを得ることができました。

優秀賞
「カラスウリの種子のユニークな形態と生物学的意味の考察」
東京都立小石川中等教育学校
受賞コメント:今回の発表会では、様々な刺激を受けることができました。カラスウリの種子の研究は始まったばかりなので、今後も研究に励み、いつかその形の意味を解明したいと思います。

優秀賞
「茎から簡単に離れ落ちる葉 ~セダムの葉の構造と増え方~」
法政大学女子高等学校,横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
受賞コメント:他校との共同研究だったので、それぞれの研究内容をまとめる作業が大変でした。セダムの面白さを伝えることができ、嬉しく思います。

優秀賞
「二種類の葉は生きるための鍵!?~ビカクシダの生きる工夫~」
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
受賞コメント:なかなか研究の成果が出ませんでしたが、多くの人に助けてもらいながら発表することができ、賞も頂くことができました。ビカクシダを知ってもらえて嬉しかったです。

優秀賞
「ゼニゴケの再生能力」
東京大学教育学部附属中等教育学校
夏の暑さでコケが何度も死んでしまったりと大変なことが沢山ありましたが、これまでの頑張りが評価され嬉しかったです。また、多くの方々からアドバイスを頂き有意義な時間を過ごすことができました。

優秀賞
「高知県産しょうがでつくる和紙 「しょうがペーパー」」
高知工業高等専門学校
受賞コメント:優秀賞を頂き大変嬉しく思っております。他の研究を聞き、今後の私たちの研究の参考となるとても良い機会になりました。貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。

優秀賞
「尾瀬国立公園大清水湿原の復元に向けて」
群馬県立尾瀬高等学校
受賞コメント:受賞をすると思っていなかったので驚きました。今回、受賞したことを励みに今後は生態調査を行うなど大清水湿原での研究活動を継続していきたいと思います。
奨励賞
「サボテンの水吸収の工夫」
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
奨励賞
「粘菌は三次元迷路が解けるのか」
東京大学教育学部附属中等教育学校
奨励賞
「コンパニオンプランツがトマトに与える影響 ーラッカセイについてー」
大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎
奨励賞
「セイタカアワダチソウのコムギ芽生えに対するアレロパシー」
開智高等学校 (和歌山)
奨励賞
「電気がナメコの発生に及ぼす影響」
青森県立名久井農業高等学校
奨励賞
「自然界の薬剤耐性菌を探せ!!Ⅱ ~トンボの腸内細菌からの警告~」
北海道札幌旭丘高等学校