質問者:
一般
ミモザ4
登録番号1066
登録日:2006-10-03
季節柄、お彼岸前後から金木犀の香りが心地よいのですが、近年の夏の暑さが厳しくなってからでしょうか、一度花を咲き終えた木が、1週間から10日くらいで2度目の花をつけるようになったのを見かけます。金木犀の開花
東京都内ですが、現在2度目の花が咲き始めました。公道の街路樹として植えられている金木犀ですが、短期間で二度咲きするとは正常なことなのでしょうか?
また、以前四季咲きの金木犀といわれる、白い花をつける品種を鉢植えで育てていました。その際に、花が咲き終わるころに、種のようなものが小さな花一つ一つにできました。うまく完熟することができずに落ちてしまったのですが、金木犀にも種ができるのでしょうか? それとも雌雄別株でしょうか?
ミモザ4様
質問コーナーへようこそ。キンモクセイはいい香りがしますね。住宅街を歩いていて、風に運ばれてくるほのかな甘い香り嗅ぐと、どこに木があるのかなと 探したくなります。ところで、キンモクセイは中国原産だということをご存じですか。もとは白花のギンモクセイで、キンモクセイはその変種という位置づけです。キンモクセイは雌雄異株で日本にあるものはほとんど雄株といわれています。したがって、種子を作ることはありません。ギンモクセイも雄株が多 く、花は子房が退化していますので実のようなものができることはあっても、種子はできません。
花の二度咲きのことですが、花が終わってから、しばらくたって二度目の花を見ることは珍しいことではありません。 樹木の花のつぼみは(花芽)はふつう何か月も前に形成されます。花芽が形成された時、何かの条件、例えば気温の変化などで、遅れてまた新しい花芽がつくられたのではないでしょうか。その結果、開花が二度あったのかと思います。園芸関係の専門家はもっと詳しい説明ができるかもしれませんが、お答えできるのは以上です。
質問コーナーへようこそ。キンモクセイはいい香りがしますね。住宅街を歩いていて、風に運ばれてくるほのかな甘い香り嗅ぐと、どこに木があるのかなと 探したくなります。ところで、キンモクセイは中国原産だということをご存じですか。もとは白花のギンモクセイで、キンモクセイはその変種という位置づけです。キンモクセイは雌雄異株で日本にあるものはほとんど雄株といわれています。したがって、種子を作ることはありません。ギンモクセイも雄株が多 く、花は子房が退化していますので実のようなものができることはあっても、種子はできません。
花の二度咲きのことですが、花が終わってから、しばらくたって二度目の花を見ることは珍しいことではありません。 樹木の花のつぼみは(花芽)はふつう何か月も前に形成されます。花芽が形成された時、何かの条件、例えば気温の変化などで、遅れてまた新しい花芽がつくられたのではないでしょうか。その結果、開花が二度あったのかと思います。園芸関係の専門家はもっと詳しい説明ができるかもしれませんが、お答えできるのは以上です。
JSPPサイエンスアドバイザー
勝見 允行
回答日:2006-10-05
勝見 允行
回答日:2006-10-05