一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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松の幹に生えた松かさ

質問者:   一般   ゆう
登録番号1288   登録日:2007-05-30
カリフォルニア在住です。こちらには針葉樹がたくさんありますが、先日松の幹に松かさがついているのをこどもと目撃しました。先端には通常の球果が生育していましたので、人為的なものかとも考えたのですが、はしごを用意しないと届かない3メートル〜5メートル前後の高さにおよそ50個ほどランダムに生えるようについていました。隣の木にはリスの巣がありこうした小動物の仕業とも考え、裸子植物と小動物両面から調べているのですが、原因がわかりません。よろしくお願いいたします。
ゆう様

みんなの広場へ、はるばるカリフォルニアからのご質問ありがとうございます。担当の柴岡と申します。実物を見せて頂いていないので、100%の確かさでのお答えはできませんが、多分、ご覧になられたのは Knobcone Pine ではないかと思います(Knobcone Pine はカリフォルニアにも分布しています)。このマツの“まつかさ”は成った場所にしっかりとくっ付いていて、茎がどんどん太くなり、周りの葉が全部落ちても落ちませんので、遂には茎から“まつかさ”が生えているような格好になります。切り出され、畑の柵の支柱に使われている、径10センチほどの幹にも“まつかさ”が付いたままです。
JSPPサイエンスアドバイザー
柴岡 弘郎
回答日:2007-06-04
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