一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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ひまわりの蒸散について

質問者:   小学生   なあちゃん
登録番号1392   登録日:2007-08-22
夏の暑い日に、ひまわりの葉にビニール袋をかけてとじ、蒸散の実験をしました。半日おいたら、緑色の水が多量にたまっていました。なぜ、緑色なんですか?
なあちゃん 君

夏の暑い日にビニール袋にとじこめられていた葉は、さぞかし苦しかったのではないかと同情します。
袋の中に緑色をした水が大量にたまったとのことですね。水が緑色になった原因としては、次の3つのことが考えられます。
(1) 葉の緑色が溶け出してきた。
(2) 葉の緑とは関係なく、集まってきた水の中に緑色をしたものが溶け込んできた。
(3) 葉の緑とは関係なく、集まってきた水の中で緑色をした生き物が育ってきた。

(1)〜(3)のうちのどれが当たっているかについては、集まってきた水をよく見ないと私には答えられません。もし出来たら、同じ実験をもう一度くりかえしてみてくれませんか。ひまわりの葉が蒸散で水を出していることを知るだけだったら、ビニール袋を15分か30分程度かけておくことで十分に水がたまります。こ程度の時間だったら、たまってくる水は無色透明のはずです。長い時間とじこめるときには、葉っぱの具合についてよく観察してみてください。やっぱり、たまってくる水に色が着くようでしたら、その水の色と葉っぱの色をよく比べて見てください。何か分かったら教えて下さい。
JSPPサイエンスアドバイザー
佐藤 公行
回答日:2007-08-24
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