質問者:
小学生
はな
登録番号1399
登録日:2007-08-24
先日はアドバイスありがとうございました。みんなのひろば
色々な水での種の発芽 2
勝見先生に回答をいただいて観察しなおしていますが、うまくいきません。
(* *;)
今回は二十日大根の種を多めに使用して、種がかぶるくらいの水分と容器には牛乳パックを使用しペーパーを敷きラップをかけて観察5日目です。
水の種が最初に割れたのですが、その後種の周りが白く濁り、どうやら腐りはじめているようで、他の発芽した種も同様です。
室内の気温が高いのがいけないのか?
夏休みも終わりが近いのであせっています。どこがいけないのでしょうか?
↓先日の質問内容をコピーしておきます。
夏休みの自由研究に「色々な水で種は発芽するのか?」をやっています。
方法が間違っているのか5日たってもどれも発芽しません。アドバイスお願いします。
今やっているのは、水、しょうゆ、ポカリスエット、酢、サラダ油、石鹸水の6種類を使用して、小さなペットボトルの底を切った容器にキッチンペーパーをしき、それぞれ50ccを入れ朝顔の種が発芽するのかを見ています。水とポカリスエットが発芽すると思ったのですが、種に割れ目が入ってきてはいるものの目が出る様子がありません。
はな さん:
夏休みも後1週間しかなくなりましたね。自由研究がうまくいかなくて「あせって」 おられる姿が目に浮かびます。先回の質問(登録番号1374)にお答え下さった勝見先生が、今ご不在なので、私が代わりにお答えをすることになりました。
はな さんがなさっている種子発芽の実験は、やさしいようですが幾つか気をつけなければならないことがあります。ハツカダイコンの種子を選ばれたのは正解ですが、白く濁ってきたのは間違いなくカビかイーストが生えてきたためでしょう。その理由は、おそらく「水が多すぎる」事だと思います。そこで、次のようにしてみませんか。牛乳パックは、底の方を切り取って、深さ2から3cmくらいの四角いお皿状にしていると思います。その底にキッチンペーパー(あるいはペーパータオル。ティッシューペーパーは目が細かすぎるのであまり適当ではありません。)を3枚か4枚重ねて敷きます。紙のお皿を少し傾けて、水を少しづつ入れ、キッチンペーパーが水を吸い上げるようにします。全体が水を吸い上げたときに、底に水がたまっていたら、傾けて流れ落ちる水を全部流します。そうすると、キッチンペーパーがたっぷり水を吸った状態になります。その上に、ハツカダイコンの種子を置きます。だいじなことは、種子が濡れたキッチンペーパーに必ず接していることと水をかぶった状態にならないことです。後は、毎日観察して、極端に乾燥しないようにしておけば、必ずよい結果が出ると思います。ラップをかぶせると水の蒸発を防ぐことができますが、湿度が高くなりすぎてカビが生えやすくなってしまいますので、ラップに孔をあけるか、キッチンペーパーをかぶせる程度の方がよいでしょう。種子の発芽に光は必要ありませんが、必要な場合でも、キッチンペーパーを通す程度の光があれば十分です。乾燥しかけたら、お皿の端の方に水を垂らすようにして、キッチンペーパー全体が湿るように給水します。今年の夏は、大変暑いので、日陰の涼しいところに置いておいた方がよいでしょう。今からでも、間に合います。しっかり観察して下さい。
夏休みも後1週間しかなくなりましたね。自由研究がうまくいかなくて「あせって」 おられる姿が目に浮かびます。先回の質問(登録番号1374)にお答え下さった勝見先生が、今ご不在なので、私が代わりにお答えをすることになりました。
はな さんがなさっている種子発芽の実験は、やさしいようですが幾つか気をつけなければならないことがあります。ハツカダイコンの種子を選ばれたのは正解ですが、白く濁ってきたのは間違いなくカビかイーストが生えてきたためでしょう。その理由は、おそらく「水が多すぎる」事だと思います。そこで、次のようにしてみませんか。牛乳パックは、底の方を切り取って、深さ2から3cmくらいの四角いお皿状にしていると思います。その底にキッチンペーパー(あるいはペーパータオル。ティッシューペーパーは目が細かすぎるのであまり適当ではありません。)を3枚か4枚重ねて敷きます。紙のお皿を少し傾けて、水を少しづつ入れ、キッチンペーパーが水を吸い上げるようにします。全体が水を吸い上げたときに、底に水がたまっていたら、傾けて流れ落ちる水を全部流します。そうすると、キッチンペーパーがたっぷり水を吸った状態になります。その上に、ハツカダイコンの種子を置きます。だいじなことは、種子が濡れたキッチンペーパーに必ず接していることと水をかぶった状態にならないことです。後は、毎日観察して、極端に乾燥しないようにしておけば、必ずよい結果が出ると思います。ラップをかぶせると水の蒸発を防ぐことができますが、湿度が高くなりすぎてカビが生えやすくなってしまいますので、ラップに孔をあけるか、キッチンペーパーをかぶせる程度の方がよいでしょう。種子の発芽に光は必要ありませんが、必要な場合でも、キッチンペーパーを通す程度の光があれば十分です。乾燥しかけたら、お皿の端の方に水を垂らすようにして、キッチンペーパー全体が湿るように給水します。今年の夏は、大変暑いので、日陰の涼しいところに置いておいた方がよいでしょう。今からでも、間に合います。しっかり観察して下さい。
JSPPサイエンスアドバイザー
今関 英雅
回答日:2007-08-27
今関 英雅
回答日:2007-08-27