NaniNani2007さま

みんなの広場へのご質問ありがとうございました。植物生理学会という学会は植物の生長とか分化とか、また働きについての研究をしている物の集団ですので、頂いた質問のような質問は苦手なのです。そこで、生理学会の会員でない大阪市大植物園の岡田　博先生に回答をお願いしました。以下が岡田先生からのご回答です。回答の中にもありますが、岡田先生もパラゴムノキの花粉を実際に見た事はないそうです。そこで、花粉のことに詳しい、これも会員でない、横浜市大の中村紀雄先生にも伺ったのですが、中村先生もみたことはなく、またそれについての文献も見付からなかったとのことでした。岡田先生の“蛇足として”が唯一手がかりかも知れません。

岡田先生のご回答
パラゴムノキはブラジルのアマゾン地方の原産で、世界中の湿潤熱帯で栽培されています。したがって、特に花の咲く季節はないのではないかと思います。雨季、乾季の季節のあるモンスーン地方ではあまり栽培されていません。
花粉の形態に関する情報を手元に持っていませんので、以下は参考にもならないとは思いますが、蛇足として。
日本産のトウダイグサ科植物の花粉の形は「赤道上3溝型」に分類されます：極観像は鈍3角または円形、赤道観は扁平-長円形。発芽口は3。花粉に最も多い型、となっています。多分あまり違わないのではないでしょうか。

岡田　博（大阪市大植物園）