ゆかりん様

大変長い間お待たせしてしまいました。頂いたご質問の回答をアサガオの専門家にお願いしたのですが、回答が頂けませんでした。その頃、国際基督教大学の風間晴子先生がオーストラリアのキャンベラに研究に行かれることをお聞きし、風間先生に南半球のアサガオについての情報を集めていただくことをお願い致しました。風間先生はオーストラリア滞在の貴重な時間を割いて、現地調査を含めた情報収集をなさって下さり、オーストラリアのアサガオについて詳しいメールをお寄せ下さいました。風間先生からのメールは写真10葉を含むものですが、残念ながらその全てをこのコーナーに掲載することが出来ませんので、私がまとめたものをお届けいたします。
まず、アサガオはオーストラリアでは雑草で栽培はされていない、従って種子も市販されていないと云うことです。種子を入手したければ、現地に採種しに行くしかありませんが、持ち帰るのには植物検疫などの手続きが必要です。頂いたご質問の答は以上ですが、風間先生から、興味深い情報が寄せられておりますので、その事についても、触れておきます。その一つ。オーストラリアのアサガオは夕方までしおれずに元気でいるそうです。受粉したものも、すぐにはしおれないそうです。その二つ。日本のアサガオと同じような葉のアサガオもあるそうですが、そのほかに１本の葉柄に５枚の小さな葉（小葉といいます）がついたウコギのような葉を持っているアサガオがあるそうです。その三つ。ツルの巻きかたは、日本のアサガオと同じです。