質問者:
高校生
たけ
登録番号1599
登録日:2008-05-04
こんにちは!シダ科のシダ属のヘゴの種類について調べております。本などやネットなどで調べているとその種類は5つですが、これらの違いが全くわからず困っております。葉の様子や色、それぞれの違いなどを詳しく知りたいと思っております。一目見て、‘あっ、これは〜ヘゴだ!!’と区別できるポイントなどもわかりましたらお願い致します。是非宜しくお願い致します。シダ植物について☆
●ヒカゲヘゴ● 学名:Cyathea lepifera (=Alsophila lepifera=A.pustulosa =Sphaeropteris lepifera)
●マルハチ● 学名:Cyathea mertensiana
●ヘゴ● 学名:Cyathea spinulosa
●クロヘゴ(オニヘゴ)● 学名:Cyathea podophylla
●メヘゴ● 学名:Cyathea ogurae (Hayata) Domin
たけ君
みんなのひろばへのご質問ありがとうございました。頂いた質問の回答をシダ植物の専門家の岩槻邦男先生にお願いしましたところ、以下のようなメールと共に、ヘゴ属のシダの検索表を送って下さいました。送って頂いた検索表はとても細かく書かれているので、省略したものを、以下に書きます。省略してないものをご覧になりたければ、岩槻先生が紹介して下さった、本をご覧下さい。
岩槻先生からのメール
日本産種の検索表をスキャンしてお届けします。図版を含め、より詳しくは、原典の岩槻邦男(編)『日本の野生植物:シダ』(平凡社)を見ていただければと思います。
検索表からの抜き書き
葉柄はわら色、淡緑色、淡褐色、紫褐色、赤褐色。光沢がない。(ヘゴ、マルハチ)
包膜はほぼ完全に発達し、胞子嚢群を包む。葉柄基部はいつまでも茎について残る。 ヘゴ
包膜はなく、胞子嚢群ははじめから露出する。葉柄が落ちたあとには茎の表面に八の字状の模様がつく。(マルハチ、ヒカゲヘゴ)
葉の裏側の軸上には袋状の鱗片があり、毛はない。 メヘゴ
葉の裏側の軸上の鱗片は扁平。小羽片の軸には毛がある。 ヒカゲヘゴ
葉柄は光沢のある暗褐色。 (メヘゴ、クロヘゴ)
葉柄基部の鱗片は汚褐色。茎は伸びて、特に大きいものでは高さ4mに達する。 メヘゴ
葉柄基部の鱗片は光沢のある褐色から暗褐色。茎は伸びても高さ1.5m以下。 クロヘゴ
岩槻 邦男(東京大学名誉教授)
みんなのひろばへのご質問ありがとうございました。頂いた質問の回答をシダ植物の専門家の岩槻邦男先生にお願いしましたところ、以下のようなメールと共に、ヘゴ属のシダの検索表を送って下さいました。送って頂いた検索表はとても細かく書かれているので、省略したものを、以下に書きます。省略してないものをご覧になりたければ、岩槻先生が紹介して下さった、本をご覧下さい。
岩槻先生からのメール
日本産種の検索表をスキャンしてお届けします。図版を含め、より詳しくは、原典の岩槻邦男(編)『日本の野生植物:シダ』(平凡社)を見ていただければと思います。
検索表からの抜き書き
葉柄はわら色、淡緑色、淡褐色、紫褐色、赤褐色。光沢がない。(ヘゴ、マルハチ)
包膜はほぼ完全に発達し、胞子嚢群を包む。葉柄基部はいつまでも茎について残る。 ヘゴ
包膜はなく、胞子嚢群ははじめから露出する。葉柄が落ちたあとには茎の表面に八の字状の模様がつく。(マルハチ、ヒカゲヘゴ)
葉の裏側の軸上には袋状の鱗片があり、毛はない。 メヘゴ
葉の裏側の軸上の鱗片は扁平。小羽片の軸には毛がある。 ヒカゲヘゴ
葉柄は光沢のある暗褐色。 (メヘゴ、クロヘゴ)
葉柄基部の鱗片は汚褐色。茎は伸びて、特に大きいものでは高さ4mに達する。 メヘゴ
葉柄基部の鱗片は光沢のある褐色から暗褐色。茎は伸びても高さ1.5m以下。 クロヘゴ
岩槻 邦男(東京大学名誉教授)
JSPPサイエンスアドバイザー
柴岡 弘郎
回答日:2008-05-14
柴岡 弘郎
回答日:2008-05-14