質問者:
会社員
むらじ
登録番号1672
登録日:2008-06-27
1.赤いスイカと黄色いスイカの違いは何でしょうかスイカについて
品種、栄養、化学成分などで客観的な違いはありますか?
2.デザートとして、ワインのように、肉なら赤、魚なら黄色というように
使い分けるとすれば、どんな料理にどちらが合うでしょうか。
むらじ 様
ご質問をありがとうございました。
(1) スイカの果肉の色はカロチノイド(またはカロテノイド)と総称される色素に由来します。スイカに含まれるカロチノイドには、リコピン、ベーターカロチン、キサントフィル(類)などがあり、それぞれは幾分異なった色をしています。例えば、キサントフィルは黄色い色をしています。
ところで、上に述べたカロチノイドは一連の代謝系で合成されますので、その合成経路に関係する酵素の働きの違いなどによって、品種による色素組成の差異が生じます。その結果、赤いスイカや黄色いスイカなどの品種が生まれる訳です。
スイカの品種によって、当然、化学成分に差がありますが、その程度はあまり大きなものではないように思います(これは、大まかな話です)。カロチノイドの組成の差は、もしかしたら、食べる側にとって問題かも知れません。
(2) については、本コーナーでお答えできる範囲を越えております。ご自分の感性のままで良いのではないでしょうか。
ご質問をありがとうございました。
(1) スイカの果肉の色はカロチノイド(またはカロテノイド)と総称される色素に由来します。スイカに含まれるカロチノイドには、リコピン、ベーターカロチン、キサントフィル(類)などがあり、それぞれは幾分異なった色をしています。例えば、キサントフィルは黄色い色をしています。
ところで、上に述べたカロチノイドは一連の代謝系で合成されますので、その合成経路に関係する酵素の働きの違いなどによって、品種による色素組成の差異が生じます。その結果、赤いスイカや黄色いスイカなどの品種が生まれる訳です。
スイカの品種によって、当然、化学成分に差がありますが、その程度はあまり大きなものではないように思います(これは、大まかな話です)。カロチノイドの組成の差は、もしかしたら、食べる側にとって問題かも知れません。
(2) については、本コーナーでお答えできる範囲を越えております。ご自分の感性のままで良いのではないでしょうか。
JSPPサイエンスアドバイザー
佐藤 公行
回答日:2008-06-30
佐藤 公行
回答日:2008-06-30