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光屈性(葉面の向きと太陽との関係)について

質問者:   一般   しだり
登録番号1700   登録日:2008-07-18
植物には光屈性があり、太陽の方向に向くと言いますが、この“向く”というのは植物の花の部分を指すのか、葉(葉面)を指すのか疑問に思い、質問しました。花が太陽の方向に向くと葉が太陽の方向に向くではその植物の光屈性で動く範囲に大きな違いが生じます。個人的には光合成を行う葉(葉面)を指すと解釈していますが、正しくはいかがなのでしょうか。また、太陽からの光を効率良く受けるために、葉面は太陽光に対し直角に傾いていたりするのでしょうか。
しだり様

“みんなのひろば”へのご質問ありがとうございました。担当の柴岡と申します。一般的には屈光性という語は茎の先端が光源の方向に向って曲がる性質を指します。屈光性運動は生長運動の一種です。茎の先端が光源を向くのは茎の光源を向いていない側が、光源を向いている側よりよく生長するからです。一般的に花が咲く頃、茎はもう生長をしていないので、花が咲く頃には茎は屈光性を示しません。従って、花が光に向くことは普通には起きません。葉がその面を光に向ける性質に対して、最近あまり使われていませんが、横屈光性という語が使われていました。横屈光運動は葉柄の生長による運動です。葉柄に光が当たらないようにしておいても、横屈光運動は示されますので、葉身が光を感じていると考えられます。しかし葉柄だけに光を当てても葉柄の運動は起きますので、光の受容には葉身、葉柄ともに働いているようです。ヤツデなどで葉身の縦半分をアルミホイルで覆って光が当たらにようにすると、葉は光側に動きます。これは側行性屈光運動と呼ばれていましたが、最近では、あまりこの語は見かけなくなりました。側行性屈光運動も葉柄の生長による運動です。横屈光性も側行性屈光性も屈光性で良いと思います。
JSPPサイエンスアドバイザー
柴岡 弘郎
回答日:2008-07-22
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