一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

植物Q&A

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種の中の栄養

質問者:   小学生   うーたん
登録番号2274   登録日:2010-07-31
山の土、川の中の土、海の砂、おじいちゃんの畑の土でそれぞれ種をまいて、その土には肥料は追加しないで植物の成長の差を調べています。
種をまいてから2日で4つの土とも芽が出ました。
2センチくらい伸びてから海の砂にまいた小松菜は成長しません。
種の中には芽を出すための栄養が入っていると調べましたが、その栄養はいつ使い切ってしまうのでしょうか?
ミニひまわりも育てていますが、同じような結果です。
うーたん様

早速、いろいろな場所の土で植物を育てる実験を始めましたね(登録番号2251)。どの土でも発芽して2センチくらいは伸びたそうですが、このことから、どの土にも植物の生長にわるい物は含まれていないように思います。海の砂には栄養はほとんど含まれていないので、そこで2センチまで伸びて、その後、伸びなくなったということから、2センチまでは種子の中の栄養を使って伸びたが、そこで栄養がなくなったので伸びられなくなったと考えられます。2センチ伸びたところで種子の中の栄養を使いきってしまったと考えて良いでしょう。マメの仲間は試して見なかったですか。コマツナやミニヒマワリの場合とは違った結果になるかも知れません。
JSPPサイエンスアドバイザー
柴岡 弘郎
回答日:2010-08-03