一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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軟白処理された白ウドの精油生成法は?

質問者:   大学生   YUKI
登録番号2461   登録日:2011-06-12
以前、大学の講義で「精油は光合成の過程で生成される」と学びました。
では、暗い洞窟の中で光合成を行わせずに栽培する白ウドは一体どのように精油を生成しているのでしょうか?回答よろしくお願いします。
YUKI 様

このコーナーに質問をお寄せ下さりありがとうございました。
ところで、貴方は学生さんだということですねので、この問題に関しては、植物生理学・生化学の教科書や、精油の合成について書かれた解説記事(専門雑誌の総説など)に目を通すことで、ご自分で確認して見られることをお勧めします(その方が“厚みのある”知識として身につくと思いますので)。

先ず、普通の植物体での「精油成分」の合成が、どんな化合物を出発材料にして、細胞のどんな部分で、どんな代謝経路を経て行われ、最終的にどのような組織に蓄えられるかなどについて、知識を整理して見て下さい。白ウドと青ウドで、精油成分の組成や含量に差異があるのでしょうか。

白ウド、黄ニラ、ホワイトアスパラなど、意図的に光合成を行わせないようにして栽培する野菜がありますね。光合成を行わせないようにして育てた植物体の細胞内では、プラスチドはどんな代謝機能を担っているのかなど、疑問が湧いてきますね。
JSPPサイエンスアドバイザー
佐藤 公行
回答日:2011-06-27
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