けんちゃん様

みんなのひろばへのご質問有り難うございました。頂いたご質問の回答を、アサガオを使って花芽形成の研究をしてこられた新潟大学の竹能清俊先生にお願い致しました所、以下のようなご回答をお寄せくださいました。竹能先生のお考えでは、もう少し日の長さが短くなったら、ちゃんと花が咲くまで育つのではないかと云う事ですので、様子を見ていて下さい。待っていても、やはり蕾が黄色くなって落ちてしまうようでしたら、教えて下さい。


竹能先生のご回答

アサガオの花芽が数mmほどの大きさまで育ったところで黄色くなって落ちてしまうことはよく経験します。原因はよく分かりません。経験的には、日長時間が長いときや光が弱いときに起こりやすく、栄養分の影響は少ないようです。アサガオの花芽ができるのは、日長時間が一定より短いときですが、花芽ができやすい条件は花芽が育ちやすい条件でもあるようで、長すぎる日長時間は花芽の成長には良くないようです。ヘブンリーブルーは、アサガオによく似ていてアサガオと一括りされることが多いものの、アサガオとは別種のソライロアサガオで、アサガオより花期が遅いので、アサガオと一緒に播種すると成長初期の花芽は育ちにくいのかもしれません。しかし、アサガオよりも一株につく花は多いので、しばらく待てば、やがて旺盛な開花が見られるはずです。

竹能　清俊（新潟大学理学部）