質問者:
会社員
水野葉培
登録番号2555
登録日:2011-11-09
こんにちは。前回は感電について詳しくお答え戴きまして有難うございました。果実の花の色
今回は、素朴な疑問かもしれませんが、宜しくお願い申し上げます。
トマトやきゅうりの花は黄色ですね。それが赤や黄、緑色に変色するのは
なぜですか。、また、結実する花の色はあと何色くらいあるのでしょうか。
水野葉培 様
質問コーナーをご利用頂き、ありがとうございます。皆様の質問は、サイエンスアドバイザーの先生や、専門の研究者に回答をお願いしています。しかし、今回は少し誤解されているところがあるのかもしれないと思って、私から回答を差し上げます。「トマトやキュウリの花の色は黄色だが、果実の色は違うが、どのように変化するのか」とのことですが、黄色いのは花弁(花びら)で、果実になるのは子房(めしべの下の方)ですので、これらはもともと別の部分です。トマトの果実はまずは緑になりますが、これは光合成の際に光を吸収するクロロフフィール(葉緑素)の色です。クロロフィール以外にもカロテノイド系の色素が有りますが、クロロフィールが圧倒的に多い為に緑に見えます。トマトが熟するにつれてクロロフィールが分解され、カロテノイドの黄色や赤色が見えて来ます(質問#1762)。植物には、アントシアニン系の紫系の色も良く含まれています。カロテノイド系もアントシアニン系の色素もたくさんの種類があり、また、一つの植物に混ざって存在する為に中間色も無限にあり、何種類の色があるとは言えません。果実や花弁の色についてはこれまでにたくさんの質問/回答があり、公開されています。まずは、それらをご覧になり、さらに詳しい質問がありましたら、質問コーナーにお寄せ下さい。
質問コーナーをご利用頂き、ありがとうございます。皆様の質問は、サイエンスアドバイザーの先生や、専門の研究者に回答をお願いしています。しかし、今回は少し誤解されているところがあるのかもしれないと思って、私から回答を差し上げます。「トマトやキュウリの花の色は黄色だが、果実の色は違うが、どのように変化するのか」とのことですが、黄色いのは花弁(花びら)で、果実になるのは子房(めしべの下の方)ですので、これらはもともと別の部分です。トマトの果実はまずは緑になりますが、これは光合成の際に光を吸収するクロロフフィール(葉緑素)の色です。クロロフィール以外にもカロテノイド系の色素が有りますが、クロロフィールが圧倒的に多い為に緑に見えます。トマトが熟するにつれてクロロフィールが分解され、カロテノイドの黄色や赤色が見えて来ます(質問#1762)。植物には、アントシアニン系の紫系の色も良く含まれています。カロテノイド系もアントシアニン系の色素もたくさんの種類があり、また、一つの植物に混ざって存在する為に中間色も無限にあり、何種類の色があるとは言えません。果実や花弁の色についてはこれまでにたくさんの質問/回答があり、公開されています。まずは、それらをご覧になり、さらに詳しい質問がありましたら、質問コーナーにお寄せ下さい。
JSPP広報委員長、大阪大学
柿本 辰男
回答日:2011-11-15
柿本 辰男
回答日:2011-11-15