一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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虎豆の模様について

質問者:   一般   まめこ
登録番号2627   登録日:2012-04-11
虎豆を栽培している人農家さんから質問されました。
虎豆はには、【白と虎模様】と【白とただの茶色】という2種類の豆が毎年だいたい同じ割合でできるそうです。
トウモロコシの粒が「黄色:白=3:1」のようなことと同じで、遺伝の仕組みでそうなるのでしょうか。
なぜ、【白とただの茶色】の豆が出てくるのか、種皮の柄が決まる仕組みとともに教えていただきたいです。
まめこ様

質問コーナーへようこそ。歓迎いたします。虎豆の種子の模様に関しては類似の質問がありますので、その回答もお読み下さい。(登録番号2584)。 
種子の模様は勿論遺伝子によって決まるのですが、ご質問の内容がちょっとはっきりしないので、その遺伝の仕方を推察することができません。まず、2種類の虎豆を播いて育てるとき、どちらの豆を使うのか、また、収穫した豆はどちらの豆から育った植物体の物であるか区別をしているか、豆の模様は同じ鞘のなかの豆についてもそうなのか。
虎豆を含むインゲンマメ、そして他のマメ科の植物は原則として自家受粉なので、もし、播いた種子が2種類半々であったら、当然「白と虎模様」の種子から得られるのは、「白と虎模様」の種子だけが、「白とただの茶色」の種子からから得られるのは「白とだたの茶色」の種子だけですから、収穫された種子は結果的に2種類が半々ということになるでしょう。どちらか一種類の種子だけを播いて試したことはありますか。
JSPPサイエンスアドバイザー
勝見  允行
回答日:2012-04-26
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