ｈｉｄｅ様

質問コーナーへようこそ。歓迎致します。小学校でも種子の光発芽の実験をするのですか。ずいぶん進んだ内容ですね。頼もしいです。本質問コーナーにもいくつか光発芽種子に関する質問・回答が登録されていますが、大概はレタスを例にとっています。
実はレタスには沢山の品種があって、そのどれもが典型的な，かつ明確な光発芽反応を示す物ではありません。ほとんどの教科書で紹介されている実験例はグランド・ラピッズという品種（cv. Grand Rapids)を使っています。この品種は日本では栽培されていないと思います。日本の学校の理科実験ではどのような光発芽種子を用いればよいかで、思案されている先生方も多い様ですね。そんな事情から、理科教育関係の先生方がいろいろの種子を調べて、もっとも適切なものを選んだ報告がいくつかあります。それらを紹介しますので、internet上でご覧になって下さい。一つは東京学芸大のリポジトリー （http://ir.u-gakugei.ac.jp/ http://hdl.hendele.net/2309/1684) でみられる「タンポポの種子発芽に及ぼす赤色光と近赤外光の可逆的効果、及び植物が光を信号として捉えることを学習するための教材開発（岡崎他）」という論文です。実験の仕方も詳しく書かれていますので、一番参考になるかと思います。他には日本で入手出来るいろいろなレタスの品種の種子を試してタキイ種苗のフリンジグリンという品種が一番よいということを，岩手県立遠野高等学校の城森という先生が報告しています『授業実践』。宮崎大学教育文化学部の先生はマツバウンランの種子について報告を出しています。他にもいろいろあると思います。net 上で「理科実験、光発芽種子、などの語句や組み合わせで検索してみて下さい。