一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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ミツマタの3本の枝分かれ

質問者:   一般   りんご
登録番号2666   登録日:2012-06-14
ミツマタは枝が3本にわかれるからミツマタだそうです。ふつうは腋芽が伸びて枝になり、頂芽と合わせて3本なのかと思いました。でも見てると、花のあと1つの芽が伸びて何枚か葉が展開した後、急に3つに分かれたのです。6月になってからです。葉腋から分かれたように見えません。キツネにつままれたみたいです。まだ分かれてない枝もあります。それは先端が少しもしゃもしゃしてきています。どのように分かれるのか教えてください。
りんご様

 みんなのひろばへのご質問ありがとうございました。一本の中心になる茎から、茎に生えた葉の付け根にある腋芽が伸びて枝になるのが普通なのに、ミツマタでは3本それぞれ同じような枝が出ています。不思議ですね。発生の過程を調べてみると、3本はすべて側枝ということが分かるそうです。そのうちの最初の1本だけは普通に葉の付け根から伸びた枝ですが、あとの2本の場合、腋芽を付ける葉が側枝の上部に位置を変えているそうです。中心になる筈の茎は三つ又のところで退化してしまっているそうです。絵が描けないので説明が難しいのですが、もしご存知でしたらハナイカダを思い出して下さい。ハナイカダの花が葉の真ん中から更に伸びたその上で咲いている様子をイメージして下さい。
JSPPサイエンスアドバイザー
柴岡 弘郎
回答日:2012-06-25
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