一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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1年草の植物が枯れると水分が抜ける理由

質問者:   教員   はな
登録番号2744   登録日:2012-08-27
小学生3年生に理科の授業でホウセンカやヒマワリの植物の成長について教えています。植物の枯死の学習を計画していて疑問に思ったのですが、植物が枯れると水分が抜けてしまうのは水分の吸収ができなくなるということも関係あるのでしょうか。登録番号2664の質問と少し似ているようにも思いますが、なぜ水分が抜けていってしまうのか教えてください。
はな様

ご質問承りました。植物の細胞は細胞膜という油の膜で包まれ、その外側を細胞壁がとりかこんでいます。細胞膜は水を通しにくいですが、細胞壁は水を良く通します。植物が死ぬ、すなわち、細胞が死ぬと細胞膜が壊れて細胞の中の水が細胞壁を通って、蒸発してしまいます。これが枯れた植物が乾燥してしまう仕組みです。
JSPP広報委員長
長谷部 光泰
回答日:2012-08-29
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