一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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木どうしの癒着とその仕組みについて

質問者:   その他   稲田
登録番号0281   登録日:2005-06-21
先程質問させていただいたものなのですが、質問が長すぎて書き込めなかったため、2つに分けて送信させて頂きます。

もうひとつ、密着している木どうしが癒着する性質について「大きい長寿杉の木などの断面を見ると複数が合着して育っていたものがありますよね。
また、現在開催されている愛知万博ではポプラどうしを密着させているとその樹皮同士が癒着し、同化する性質を利用し、グローイングホームと言う木の家を作り展示されています。

動物ではまず見ない性質ですが、木でもそんな成長をしない木もありますし、どういうメカニズムでその同化が行われるのか知っている方がおられれば、教えて頂けると嬉しいです。
接木なども、植物では当たり前のことですが、他種の植物と同化すると言うのは、とても不思議に思えます。

また、その癒着が起こりやすい木や、その性質を持たない気などもあれば、教えていただきたいです。

という質問もさせて頂いていたのですが、

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1438986

そちらも生物学のカテゴリにて質問させて頂いた際に、植物と動物の防疫反応の違いについて解答頂いた方がおられて、

(動物では病原体のほとんどは細菌とウィルスで、これに対抗するために自己の細胞に標識をつけて、異物を排除する免疫機構を発展させました。
それに対し植物では病原体の多くは糸状菌で、抗菌作用のある物質を分泌する事で対抗してきました。
この辺りが他の生物細胞との親和性の違いとなって現れているのではないでしょうか?
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1435983)

興味を持ったので調べているのですが、正直、行き詰っています。

それとも、動物は長く密着することがないだけで、実は植物のみの特性ではないのでしょうか?
違うご意見でも、参考となる文献またはサイトでも良いので教えて頂けると嬉しいです。

また、この二つの性質の関連性のあるなしについてもお願いします。

長々と、よく分からない質問ですが、よろしくお願いします。
稲田さま

こちらの質問の回答は、もう一つのご質問タイトル「木の異物(標識など)を取り込む性質について」の回答をご参照下さい。
JSPPサイエンスアドバイザー
 柴岡 弘郎
回答日:2009-07-03
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