一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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ぶどうの真珠腺

質問者:   会社員   you105
登録番号2831   登録日:2013-03-12
ブドウの枝が伸びてくると、枝や房に透明な丸いつぶつぶがたくさんつきます。
この虫の卵のようなものは、「真珠腺」と呼ばれるらしいのですが、そもそも何なのでしょうか?成分は?
また、物理的にどうやって出てくるのでしょうか?
なぜ透明で、まん丸なのでしょうか?
ネットで調べても「元気な証拠」くらいしか記述がありません。
元気だとなぜ出てくるのでしょうか?
消費者の安全志向の高まりから、このようなことについても積極的に答えたいと思っています。是非、教えてください。
山下 裕さま

みんなのひろばへのご質問ありがとうございました。頂いたご質問の回答は中部大学の山木昭平先生にお願いしました。山木先生は独法果樹研究所のブドウ担当の研究者を通して数名の専門家に伺って下さいましたが、結論的に「ブドウ真珠腺」の詳細については分からないとのことでした。以下のことが分かっているようなので、お伝えします。
*真珠腺は英語でgrape pearlsあるいはsap ballsと呼ばれている。
*昆虫の卵のように見えるが卵ではなく、枝、葉、葉柄、巻きひげの表皮から分泌される。しかし、その成分や機能については報告は無くよく分からない。
*育種においてどの品種にも出るのでなく、出るのと出ないのがある。
*発生は高温、多湿の条件で多い。
 きちんとした回答をお送りする事が出来ず申し訳ございません。お許し下さい。
JSPPサイエンスアドバイザー
柴岡 弘郎
回答日:2013-04-02
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