質問者:
一般
wabisuke
登録番号2970
登録日:2013-10-06
お世話になります。みんなのひろば
テッポウユリのポリネーターについて
1.テッポウユリのポリネーターについてご教示ください。
細長い筒状の花形から、その花粉を媒介するのはスズメガ類ではないかと予想したのですが、論文等の資料を見付けることはできませんでした。
2.テッポウユリの香りの変化についてご教示ください。
もしスズメガ類とすると、その飛来に合わせてテッポウユリの花が夜間に特に強い香りを発するような変化はあるのでしょうか。
上記2点に関して、ご教示くださるようお願い申し上げます。
wabisuke様
みんなのひろばへのご質問ありがとうございました。頂いたご質問の回答を九州大学理学部の植物の性や進化がご専門の矢原徹一先生にお願い致しました所、以下の様な回答をお寄せ下さいました。ご参考になるに違いないと思います。
矢原先生からのご回答
1.テッポウユリの花は、長い花筒、白い花、夜間に香りを出す点で、スズメガ類に送粉されるように進化したと考えられます。ただし、南西諸島の自生地では自家和合性となっている集団があり、これらの集団ではかなり自家受粉がおこなわれているようです。自家不和合性の集団ではスズメガ類が送粉しているはずですが、きちんとした研究は行われていません。
2.定量的な研究は行われていませんが、夜間に香りが強くなる傾向があります。
矢原 徹一(九州大学理学部)
みんなのひろばへのご質問ありがとうございました。頂いたご質問の回答を九州大学理学部の植物の性や進化がご専門の矢原徹一先生にお願い致しました所、以下の様な回答をお寄せ下さいました。ご参考になるに違いないと思います。
矢原先生からのご回答
1.テッポウユリの花は、長い花筒、白い花、夜間に香りを出す点で、スズメガ類に送粉されるように進化したと考えられます。ただし、南西諸島の自生地では自家和合性となっている集団があり、これらの集団ではかなり自家受粉がおこなわれているようです。自家不和合性の集団ではスズメガ類が送粉しているはずですが、きちんとした研究は行われていません。
2.定量的な研究は行われていませんが、夜間に香りが強くなる傾向があります。
矢原 徹一(九州大学理学部)
JSPPサイエンス・アドバイザー
柴岡弘郎
回答日:2013-10-11
柴岡弘郎
回答日:2013-10-11