はっぱ　様

ご質問をありがとうございました。緑色をした茎は光合成をしていると思います。

大まかに言えば、草本の茎や木本の若い茎の皮層の細胞は葉緑体を備えており、光合成を営んでおります。特別な例になるかも知れませんが、サボテンなどでは、茎が植物体における光合成の中心的な場となっております。余計な説明になるかも知れませんが、茎以外に、花（がく）、果実や根においても、緑色をしていて光合成を営んでいる場合があります。

したがって、「植物体で、葉が唯一の光合成器官である」とするのは間違っており、葉緑素（クロロフィル）を貯えている植物体の部分は光合成をしていると考えてよいと思います。ただし、そこで営まれている光合成が植物体にとってどのような生理的な意味をもつか、また、反応の仕組みとしてどのような特質のものであるかについては、状況によって変わっているのかも知れません。