一般社団法人 日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists

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オオイヌノフグリの受粉

質問者:   教員   リーダー
登録番号3234   登録日:2015-03-13
オオイヌノフグリが受粉すると数時間後におしべと花びらが落ちることを色々調べてみて知りました。調べた資料によると、オオイヌノフグリは、基本的に一日花で、日中他家受粉を待ち、できなかったときは夕方花が閉じるときに自家受粉をするということや、朝開く際にしばしば自家受粉していることなど、説が色々ありました。
オオイヌノフグリは基本的に他家受粉、自家受粉どちらをねらっているのでしょうか。それともどちらかが優先ということはないのでしょうか。
また、受粉しなかったときは、花びらとおしべは落ちないのでしょうか。
教えていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
リーダー様
 みんなのひろばへのご質問ありがとうございました。頂いたご質問の回答を九州大学の矢原徹一先生にお願い致しておりましたが、矢原先生はボルネオに行っておられ,昨日まで山の中だったと云うことで回答を頂くことができませんでした。ようやく今日頂けましたのでお届けします。


【矢原先生からのご回答】
花を開くことで他家受粉の機会が生じます。朝に雌しべに自家花粉がついた場合でも、後から他家花粉がつけば他家受粉の機会が生じます。ハナアブ類が訪花しますが、他家受粉が起きることは稀で、夕方にはほとんどの花で自動自家受粉が起こると思います。

 矢原 徹一(九州大学)
JSPPサイエンスアドバイザー
 柴岡 弘郎
回答日:2015-03-30
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