質問者:
教員
タイサンボク
登録番号3273
登録日:2015-05-08
高校の生物基礎や生物の教科書に載っている、「光ー光合成曲線」のグラフについてです。みんなのひろば
光ー光合成曲線のマイナスの値は?
横軸は光の強さ、縦軸は光合成速度となっています。(教科書によっては、縦軸を二酸化炭素の吸収量としているものもあります)
光の強さが0の時に、光合成速度がマイナスの値となっています。これが、どう考えてもおかしいと思えるのです。光が0の場合は、光合成は起きないので、光合成速度は0となるのではないでしょうか。
二酸化炭素の吸収量というのであれば、呼吸が行われているから、マイナスの数値になるのはわかります。
速度がマイナスとは、方向が逆ということ?すると、光合成速度がマイナスとは、光合成の反応式が逆に進むと考える生徒が出てこないかとも思えるのです。
教科書は検定を通っていますから、間違いはないということでしょうか?生化学を専門とする生物の教員に聞いても、何を疑問に思っているのかわかってもらえないのですが、いかがでしょうか。お教え下さい。
タイサンボク 様
ご質問をありがとうございます。
「暗黒下での二酸化炭素発生(または酸素吸収)速度」を補正した値であれば「光合成速度」となりますが、そうでなければ「二酸化炭素吸収速度」または「酸素発生速度」としなければご指摘のような混乱を生みます。ただし、実測される数値を「見かけの光合成速度」として形式的に取り扱うことはあると思います。
ご質問をありがとうございます。
「暗黒下での二酸化炭素発生(または酸素吸収)速度」を補正した値であれば「光合成速度」となりますが、そうでなければ「二酸化炭素吸収速度」または「酸素発生速度」としなければご指摘のような混乱を生みます。ただし、実測される数値を「見かけの光合成速度」として形式的に取り扱うことはあると思います。
JSPPサイエンスアドバイザー
佐藤 公行
回答日:2015-05-08
佐藤 公行
回答日:2015-05-08