質問者:
その他
みかきち
登録番号3303
登録日:2015-06-23
シソ(大葉)やハーブなどを挿し木で増やすことが出来るということを知り、赤紫蘇でも出来るかと思い購入したちりめん紫蘇の一部を現在水耕栽培(根を出す為に)しています。みんなのひろば
赤紫蘇の栽培について
水に挿して数日になるのですが、赤紫蘇の葉が赤い色素が抜け徐々に緑になって来ているような気がします。
赤紫蘇の色素はアントシアニンでアントシアニンは水溶性だと言うことまではネットで調べたどり着いたのですが、このまま水耕栽培していると青シソになってしまうのか?と言う結論には辿り着けませんでした。
水耕栽培で赤紫蘇の色素が抜けるという記述も見つけることが出来ませんでした。
赤紫蘇の赤い色素は抜けてしまうのでしょうか?路地に植え戻しても赤くは戻らないのでしょうか??
ぜひ教えて頂きたいです。
みかきち様
質問コーナーへようこそ。歓迎いたします。赤シソの色素がアントシアニンだということはお調べになったようですね。この色素はよく健康に良いと喧伝されるポリプェノールの仲間です。シソのアントシアニンはシソニンと呼ばれています。赤シソと青シソの比較、赤シソのアントシアニンの役割などについては登録番号2096を、植物におけるアントシアニンの生成については登録番号2097を読んで下さい。赤シソと青シソを一緒に育てていると、雑種が出来てしまいます。そういう雑種では、色の具合が純粋の紫にならないでさまざまに変わったものが出来てくるようです。しかし、みかきちさんがお求めになった赤シソはちゃんとしたものだとおもますので、そういう可能性はないでしょう。登録番号2097を読んでいただければ分かるように、赤シソに限らずアントシアニンをもつ植物も緑の葉緑素をもっています。光合成のためには絶対必要で、この緑色の色素は細胞の中の葉緑体という構造体(細胞器官)の中に組み込まれています。一方アントシアニンは液胞という水分を一杯溜め込んだ袋のようなものの中に溶け込んでいます。したがって、もし、アントシアニンが消失すると緑色がはっきりしてきます。みかきちさんが水耕している赤シソの切り枝では、何等か理由でアントシアニンが分解し始めたのだろう思います。光の条件かもしれませんし、ミネラルが供給されないていないことによるのかもしれません。原因はわかりません。しかし、その切り枝が例えアントシアニンを失ったとしても、発根してから地植えしてふつうに育てれば、元通りの赤シソの生育すると思います。
質問コーナーへようこそ。歓迎いたします。赤シソの色素がアントシアニンだということはお調べになったようですね。この色素はよく健康に良いと喧伝されるポリプェノールの仲間です。シソのアントシアニンはシソニンと呼ばれています。赤シソと青シソの比較、赤シソのアントシアニンの役割などについては登録番号2096を、植物におけるアントシアニンの生成については登録番号2097を読んで下さい。赤シソと青シソを一緒に育てていると、雑種が出来てしまいます。そういう雑種では、色の具合が純粋の紫にならないでさまざまに変わったものが出来てくるようです。しかし、みかきちさんがお求めになった赤シソはちゃんとしたものだとおもますので、そういう可能性はないでしょう。登録番号2097を読んでいただければ分かるように、赤シソに限らずアントシアニンをもつ植物も緑の葉緑素をもっています。光合成のためには絶対必要で、この緑色の色素は細胞の中の葉緑体という構造体(細胞器官)の中に組み込まれています。一方アントシアニンは液胞という水分を一杯溜め込んだ袋のようなものの中に溶け込んでいます。したがって、もし、アントシアニンが消失すると緑色がはっきりしてきます。みかきちさんが水耕している赤シソの切り枝では、何等か理由でアントシアニンが分解し始めたのだろう思います。光の条件かもしれませんし、ミネラルが供給されないていないことによるのかもしれません。原因はわかりません。しかし、その切り枝が例えアントシアニンを失ったとしても、発根してから地植えしてふつうに育てれば、元通りの赤シソの生育すると思います。
JSPPサイエンスアドバイザー
勝見 允行
回答日:2015-06-27
勝見 允行
回答日:2015-06-27