質問者:
その他
大林
登録番号0335
登録日:2005-08-11
実験でオジギソウの活動電位を測りたいのですが、生物記録用の増幅器をどのようにして購入すれば良いのかがわかりません。みんなのひろば
植物の活動電位の計測
手元の本には回路ダイアグラム3140Eのものを使っているのですが・・・。
どうかご回答のほど、よろしくおねがいします。
大林さま
電気生理学を専門にされている一橋大学の筒井先生から回答をいただきました。回答に書かれているように、筒井先生は大林さんの質問が不明確で、大分苦労されたようです。大林さんのオジギソウの電位を測りたいという気持ちは大事にしたいと思いますが、是非ご自分の方で色々調べられてから質問をして下さい。今は、インターネットの中にも多彩な情報がありますし、図書館には、植物電気生理学の専門書もあります。ご自分で考えられて、どうしても判らないところを明確に質問してもらえると、こちらも回答がしやすくなります。また、自分で得た結果は、ただ他人に聞いただけで得たものより、はるかに意味がありますし、うれしいものです。
[回答]
質問内容が不明確なので回答者に対し多くの時間浪費を強いる質問となっています。質問をする場合は何をどのように聞きたいかを正確に伝える文書を書く努力を惜しまないでください。また聞きたい内容の基礎となっている情報(文献など)は正確に記述するようにしてください。
質問内容1.「生物記録用の増幅器をどのようにして購入すれば良いのか」
生物ではなく生体電位記録用だとして回答しますが、増幅器としては
米国 Axon社AxoClamp-2B 2,050,000円
米国シグナス社IR-183 730,000円
米国WPI社 Intra 767 720,000円
米国ワーナー社 IE-210 588,000円
日本光電 MEZ-8301 422,000円
などの品々があります。どれを購入し使用しても十分にオジギソウの生体膜電位の測定が可能です。
質問内容2.「手元の本には回路ダイアグラム3140Eのものを使っているのですが・・・」
「手元の本」では何を基盤として質問をしているのかが不明で回答者を混乱させ時間を浪費させます(事実時間浪費しました。後日:「手元の本」は「動く植物 植物生理学入門」との回答を質問者から得ました)。また回路ダイアグラムという表現は、正しくは回路図またはサーキットダイアグラムとすべきでしょう。
この質問の意は質問1.と併せて「3140Eという増幅器(正しくは演算増幅器:以降オペアンプと記述)をつかった生体電位記録用アンプを作りたいが3140Eをどのようにして購入すれば良いのか」だと推察して回答します。オペアンプCA3140Eは旧RCA社のBiMOSFET入力のオペアンプ(入力抵抗1.5E12オーム)で、現在はIntersil社が販売しています(データ:http://www.intersil.com/data/fn/fn957.pdf )。googleなどの検索ソフトで「インターシル 購入」のキーワードで検索すれば取扱業者が検索できます(200円/1個程度)。海外では割とよく使われるオペアンプですが、国内ではナショナルセミコンダクタ社のLF356(入力抵抗1E12オーム)、アナログデバイス社のAD711(入力抵抗3E12オーム)、ともにFET入力、がよく使われていますし入手しやすい状況です(大阪日本橋、東京秋葉原のパーツ屋には必ずあります:インターネットで「部品番号(たとえばLF356)価格」で検索すれば2大都市でなくとも容易に通販で購入可能でどちらも200円/1個程度です(「動く植物 植物生理学入門」の訳者の1人、西崎友一郎先生は現役後期にはLF356を用いた回路で植物膜電位を測定)。これらのオペアンプではなくても、FET入力のオペアンプ(入力抵抗1E12オーム程度)であれば代替使用可能です。したがって質問内容2.に対する、正しいと推測される回答は「オペアンプ○○○○ください」または「オペアンプ○○○○購入希望」となります。日本橋で買うときは「おっちゃんこれ1つ」が正答です。自作回路はノイズ対策が重要になりますので注意して製作してください。製作上疑問点があればいつでも回答します。またオペアンプの電源(+/-15V)も3端子レギュレータICを用いれば自作可能です。
筒井 泉雄(一橋大学)
電気生理学を専門にされている一橋大学の筒井先生から回答をいただきました。回答に書かれているように、筒井先生は大林さんの質問が不明確で、大分苦労されたようです。大林さんのオジギソウの電位を測りたいという気持ちは大事にしたいと思いますが、是非ご自分の方で色々調べられてから質問をして下さい。今は、インターネットの中にも多彩な情報がありますし、図書館には、植物電気生理学の専門書もあります。ご自分で考えられて、どうしても判らないところを明確に質問してもらえると、こちらも回答がしやすくなります。また、自分で得た結果は、ただ他人に聞いただけで得たものより、はるかに意味がありますし、うれしいものです。
[回答]
質問内容が不明確なので回答者に対し多くの時間浪費を強いる質問となっています。質問をする場合は何をどのように聞きたいかを正確に伝える文書を書く努力を惜しまないでください。また聞きたい内容の基礎となっている情報(文献など)は正確に記述するようにしてください。
質問内容1.「生物記録用の増幅器をどのようにして購入すれば良いのか」
生物ではなく生体電位記録用だとして回答しますが、増幅器としては
米国 Axon社AxoClamp-2B 2,050,000円
米国シグナス社IR-183 730,000円
米国WPI社 Intra 767 720,000円
米国ワーナー社 IE-210 588,000円
日本光電 MEZ-8301 422,000円
などの品々があります。どれを購入し使用しても十分にオジギソウの生体膜電位の測定が可能です。
質問内容2.「手元の本には回路ダイアグラム3140Eのものを使っているのですが・・・」
「手元の本」では何を基盤として質問をしているのかが不明で回答者を混乱させ時間を浪費させます(事実時間浪費しました。後日:「手元の本」は「動く植物 植物生理学入門」との回答を質問者から得ました)。また回路ダイアグラムという表現は、正しくは回路図またはサーキットダイアグラムとすべきでしょう。
この質問の意は質問1.と併せて「3140Eという増幅器(正しくは演算増幅器:以降オペアンプと記述)をつかった生体電位記録用アンプを作りたいが3140Eをどのようにして購入すれば良いのか」だと推察して回答します。オペアンプCA3140Eは旧RCA社のBiMOSFET入力のオペアンプ(入力抵抗1.5E12オーム)で、現在はIntersil社が販売しています(データ:http://www.intersil.com/data/fn/fn957.pdf )。googleなどの検索ソフトで「インターシル 購入」のキーワードで検索すれば取扱業者が検索できます(200円/1個程度)。海外では割とよく使われるオペアンプですが、国内ではナショナルセミコンダクタ社のLF356(入力抵抗1E12オーム)、アナログデバイス社のAD711(入力抵抗3E12オーム)、ともにFET入力、がよく使われていますし入手しやすい状況です(大阪日本橋、東京秋葉原のパーツ屋には必ずあります:インターネットで「部品番号(たとえばLF356)価格」で検索すれば2大都市でなくとも容易に通販で購入可能でどちらも200円/1個程度です(「動く植物 植物生理学入門」の訳者の1人、西崎友一郎先生は現役後期にはLF356を用いた回路で植物膜電位を測定)。これらのオペアンプではなくても、FET入力のオペアンプ(入力抵抗1E12オーム程度)であれば代替使用可能です。したがって質問内容2.に対する、正しいと推測される回答は「オペアンプ○○○○ください」または「オペアンプ○○○○購入希望」となります。日本橋で買うときは「おっちゃんこれ1つ」が正答です。自作回路はノイズ対策が重要になりますので注意して製作してください。製作上疑問点があればいつでも回答します。またオペアンプの電源(+/-15V)も3端子レギュレータICを用いれば自作可能です。
筒井 泉雄(一橋大学)
神戸大学、植物生理学会広報委員
三村 徹郎
回答日:2009-07-03
三村 徹郎
回答日:2009-07-03