質問者:
一般
tomonaka
登録番号3400
登録日:2015-11-29
31年前に庭に植えたいちょうが素晴らしい大木になり5年程前から銀杏の実をつけるようになりました。その2年後くらいには大量の実がなるようになりました。ご近所迷惑になり20万円もかけ大幅に剪定したのがちょうど1年前です。今年の葉の形状の変化に驚いています。以前は東大マークのような葉でしたが、今年は15センチもある大型でかつ真ん中の切れ目が深く枝に垂れ下がるようについています。質問は葉の形状は元に戻ってくるのか。実は又復活するのか。この木はもともと雌木であったのか。又この木の実はアーモンド型で、よく売りにでている丸型ではありません。御教授お願いいたします。
いちょう
tomonakaさま
みんなのひろばへのご質問ありがとうございました。頂いたご質問の回答をイチョウおたくと呼んでも良い(イチョウの自然誌と文化史という本を裳華房から出しています)東京大学名誉教授、法政大学名誉教授の長田敏行先生にお願いいたしました。以下のが長田先生からのご回答ですが、長枝と短枝について、余計な説明を付け加えてみました。イチョウなどには枝が2種類あって一つは、節間が長く、葉がまばらに付いている枝で長枝と呼ばれぐんぐん生長します。もう一つは節間が非常に短く、葉が密生している枝で短枝と呼ばれ生長は遅いです。
【長田先生のご回答】
イチョウの葉の形状が元に戻るかどうかですが、しばらくすれば戻ると思います。このような現象は、街路樹でもよく観察されており、剪定をきつくすると、そのような葉が出ます。また、根元から出てくる枝もその傾向にあります。これは、形態学では長枝といっており、短枝に付く葉は、通常 tomonakaさんの弁ですと東大のマークのようになります。
種子の形は、いろいろあり、身延のオハツキイチョウの種子は先がとがっており、犬歯と呼ばれています。そのほか、胚が複数というのもあります。
そのイチョウはもしかして、オハツキだったら興味がありますが、結構形は多様です。こちらはものを見ないことには何ともというところです。
長田 敏行(東京大学、法政大学)
みんなのひろばへのご質問ありがとうございました。頂いたご質問の回答をイチョウおたくと呼んでも良い(イチョウの自然誌と文化史という本を裳華房から出しています)東京大学名誉教授、法政大学名誉教授の長田敏行先生にお願いいたしました。以下のが長田先生からのご回答ですが、長枝と短枝について、余計な説明を付け加えてみました。イチョウなどには枝が2種類あって一つは、節間が長く、葉がまばらに付いている枝で長枝と呼ばれぐんぐん生長します。もう一つは節間が非常に短く、葉が密生している枝で短枝と呼ばれ生長は遅いです。
【長田先生のご回答】
イチョウの葉の形状が元に戻るかどうかですが、しばらくすれば戻ると思います。このような現象は、街路樹でもよく観察されており、剪定をきつくすると、そのような葉が出ます。また、根元から出てくる枝もその傾向にあります。これは、形態学では長枝といっており、短枝に付く葉は、通常 tomonakaさんの弁ですと東大のマークのようになります。
種子の形は、いろいろあり、身延のオハツキイチョウの種子は先がとがっており、犬歯と呼ばれています。そのほか、胚が複数というのもあります。
そのイチョウはもしかして、オハツキだったら興味がありますが、結構形は多様です。こちらはものを見ないことには何ともというところです。
長田 敏行(東京大学、法政大学)
JSPPサイエンスアドバイザー
柴岡 弘郎
回答日:2015-11-30
柴岡 弘郎
回答日:2015-11-30